梨の棚(防鳥用)の張替え
(平成15年3月・6月)
ここ数年、秋の台風などで、長年使っていた多目的防災網が傷んでしまい、架け替えをしなくてはならなくなり、ついでに緩んだ網棚を張替えすることにしました。その模様を紹介していきたいと思います。専門用語などが多いと思いますが、出来るだけわかりやすくするつもりです。
まず、完成は以下の写真です(平成15年6月)。
1)網棚の作成
1.網棚の高さは3.5mの鉄パイプを使って作っていきます。まずは、側支柱(下の写真が完成))を立てるのですが、その支柱を支える為の、アンカーを打っていきます。1本の柱に1つ打ち込みます。(アンカーとは、船の”イカリ”と同じような形と働きをします。土中に打ち込む前には、平たいのですが、ある程度打ち込んでから、土中で船のイカリのように開かせます)
2.作業工程は、以下の写真のようになります。
@まず、下のように、アンカーを鉄パイプのような”アンカー打ち”と呼ばれるものに挟みます(まだ開かせません)。
Aこれを、下の写真のように、鉄の錘のようなものを落とし、打ち込んで行きます。ある程度打ち込んだら、船のイカリのように、開かせます(打ち込む棒を逆にします)。写真に2つの輪が見えますが、この輪が、同じ位置に来るまで打つと、土中でVの字の形になります。
B下の写真が打ち込み終了。この2つの輪にワイヤーをかけて、反対側と対になり、お互いに引き合います。
3、次に、棚の形になるように、番線(針金)や、ワイヤーを配っておきます。
4、柱の準備もしておきます。
5、いよいよ棚を上げます(家屋建築の棟上みたいなもの)。まだ、針金は、ゆるゆるです。
6、ちょうせん機(ワイヤーなどを引っ張る器具)で、ワイヤーや針金を引き、柱を一列ずつ固定して行きます
7、殆ど、引き終わったところ。
2)網を載せ、開く。
この網は、多目的防災網と呼ばれ、防鳥・防ひょう・防風が主な働きですが、9mm角なので、カメムシや蛾なども防げます。
3、開いた網をつなぎ合わせます。
4、張り終わり。
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